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楽天不動産TOP > 特集 > 不動産最新キーワード「スケルトン・インフィル」
不動産最新キーワードでわかる!失敗しないマイホーム購入のヒント 素人にはわかりにくい不動産用語を解説!あなたのモヤモヤを解決します。最新の不動産キーワードから見えてくる「マイホーム購入のヒント」もいっぱい!今回のキーワードは「スケルトン・インフィル」

今回のキーワード「スケルトン・インフィル」

スケルトン・インフィル

「スケルトン・インフィル」の関連ジャンル

新築マンション

コンテンツ提供

長嶋修 氏
さくら事務所

マイホームはこうして選びなさい

マイホームはこうして選びなさい
ダイヤモンド社

将来の維持管理や更新への配慮では「スケルトン・インフィル」の発想に注目しよう

構造躯体の耐用年数と内装や設備の耐用年数には差があるため、両者をなるべく切り離しておこうというのが「スケルトン・インフィル」と呼ばれる発想です。

「スケルトン・インフィル」のポイント「水道・ガス・下水」の配管関係は非常に重要

住宅性能表示制度の「維持管理・更新への配慮」では、躯体天井高以外はすべて専有部、共用部の配管関係を評価対象としています。
たとえば、専用配管の維持管理対策では、配管をコンクリートに埋め込まないようにしていれば「等級2」、さらに掃除口および点検口を設けることで「等級3」になります。
また、共用排水管の更新対策では、共用排水管が貫通部を除いてコンクリートに埋め込まれておらず、共用部分や建物外周部に設置され、分解可能な排水管の使用や新しい排水管の設置スペースをあらかじめ設けておくなどの対策をすべて行ってはじめて「等級3」になります。

「スケルトン・インフィル」のポイント注目されるスケルトン・インフィルの発想

このように、将来のメンテナンスのしやすさやリフォームなど可変性との関係では、水道、ガス、下水などの配管類が非常に重要です。
マンションの場合、構造躯体の鉄筋コンクリートは50年や100年持たせることも可能ですが、内装や配管類は数十年単位で更新が必要になります。もし、構造躯体のコンクリートに配管類が埋め込まれていると、配管を取り替えるためにコンクリートを壊さなければならなくなったりするからです。
これに関連して注目されるのが「スケルトン・インフィル/SI」という発想です。これは、柱や梁、床など建物を支える構造躯体(スケルトン/S)と、内装や設備など(インフィル/I)をなるべく切り離し、住戸内の内装や設備を将来にわたって容易に維持管理、更新できるようにしようという考え方です。

「スケルトン・インフィル」のポイント可変性を高める様々な工夫

ただ、「スケルトン・インフィル」に明確な定義があるわけではなく、公的な認証などもありません。「SIマンション」とうたった物件もありますが、あくまで売主が自分でいっているもの。どんな配慮、工夫が盛り込まれているのか、具体的に確認することが必要です。
たとえば、中堅デベロッパーのスターツでは、「エラベストシステム」として排気ダクト用のスリーブ(外壁の穴)に工夫をしています。キッチンなどの換気ダクト用のスリーブは、外壁の天井部分にある梁に穴を設けて通していることが多く、間取りの変更を伴うリフォームを行おうとすると、ダクトがうまく移動できないことがあります。そこで同社では、排気ダクト用の予備のスリーブを予めバルコニー側に設けておき(未使用の場合はふさいでおく)、可変性を高めているそうです。
同社ではまた、住戸内を通る共用排水管(たて管)についても3方向から接続できるヘッダー方式を採用し、水回りのレイアウトの自由度を高めています。
こうした工夫がもっと広がるといいと思います。

新築マンションにおける配管関係の評価項目と等級
新築マンションにおける配管関係の評価項目と等級

不動産コンサルタント 長嶋修 + 不動産の達人 株式会社さくら事務所


マンション、一戸建て 後悔しない選び方の「ポイント」とは?大震災後、家選びで迷ったときに読む本の決定版。

不動産コンサルタント 長嶋修:
1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社『株式会社さくら事務所』を設立。以降、様々な活動を通じて『“第三者性を堅持した不動産コンサルタント』第一人者としての地位を築く。マイホーム購入・不動産投資など不動産購入ノウハウや、業界・政策への提言、社会問題全般にも言及。著書・メディア出演多数。

不動産の達人 株式会社さくら事務所:
「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を目的として設立された、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社。第三者性を堅持した住生活エージェント企業といった立場から、利害にとらわれないホームインスペクション(住宅診断)や、購入に関するアドバイスを行なう「不動産の達人サービス」を提供。

マイホームはこうして選びなさい
ダイヤモンド社