(匿名希望さん)
賃貸物件を探しているとき、敷金トラブルというと言葉をよく目にします。
敷金トラブルとはどんなものがあるのですか?また、どんなことに気を付けていればトラブルに巻き込まれずに済むのでしょうか?
まず始めに、敷金トラブルとは、退去時に原状回復費用の負担金額(割合)について、貸主と借主の話し合いがまとまらず、 その結果、預けている敷金が貸主から借主へ返金されず、トラブルへと発展する事を言います。
次にこのトラブルに少しでも巻き込まれないようにする為には、第一に部屋を借りた時点の状態を細かく記録しておく事が大切です。
具体的には部屋の写真撮影を出来るだけ沢山行い、どの部分が新品の状態でどの部分がそうでないかの記録を残し、退去時の原状回復で言う原状をはっきりさせておくのです。
その次に、退去時その現状まで回復する費用の内、自分が幾ら(どれだけの割合)負担すべきかを自分で把握し、貸主へきちんと主張する事が大切です。 この場合の負担目安は、自然損耗や通常使用による修復費用が貸主負担、故意や過失による修復費用が借主負担となります。
この負担割合については、国土交通省から「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」という資料が出されていますので、参考にしてみてください。
京都市内の不動産会社(賃貸仲介及びマンション管理専門)営業社員として勤務の後、 株式会社エリッツの設立スタッフとして、昭和61年に転職、賃貸仲介営業や賃貸不動産管理の経験を経て、現在は賃貸仲介・管理の枠を超え、不動産資産の組み換えや相続対策など、資産の最適化に向けたトータルアドバイザーとして活躍中。